合格体験記

関学・理工合格 W・K(岸校)

 心を入れ替えて1年。結論を言うと、私は第一志望の学部にはとてもではありませんが届きませんでした。高校3年間の失敗を1年で完全になくすということは考えていたよりもはるかに難しいことだったのです。
 しかし、私としてはこの1年は決して無駄な時間ではなかったと心の底から思います。なぜなら、これは昨年の今頃、私が書かせて頂いた反省記にもありますが、今年は後悔のない1年を過ごせたからです。そりゃあ、あまり集中できなかった日や休憩を取りすぎた日もありました。しかし昨年のように長時間、机に座っているだけでダラダラするというような事はなく、全体的に1年を通して集中して勉強ができたように思われます。
 それは浪人というもう後がないプレッシャーからでもありますが、それ以上に新家先生をはじめとする周りの方々の応援のおかげです。
 新家先生はふだんかなり厳しい先生です。英語の苦手な私は授業ではじめのうち一番前の真ん中に座らされ、私なりにできたと思っていた問題もひどくダメ出しされましたし、答えがたとえ合っていたとしても「今日はできているじゃあないか!」と言われる始末でした。
 しかし、夏まで上昇していた成績が最後の最後の模試でガクッと下がり、安全と思われていた私立でさえもD・E判定となった11月。某大手予備校の担当チューターさんにはどんどん安全な大学を勧められるなか、新家先生だけが、君は私立は大丈夫だと最後まで言い続けてくれました。結果は、国立はダメでしたが、テスト中の体調不良により問題を全く覚えていない試験もあったにもかかわらず、私立受験は5回中すべて合格という先生の予言通りになりました。本当に新家先生には感謝です。
 またこの1年、ストレスにより体調不良になることも多く、確かに大変な1年でしたし、第一志望には届きませんでしたが、勉強以外のことでも将来について真剣に考えたりすることで視野が広がり、得たものが大変多く、浪人をさせてくれた両親やずっと応援し続けてくれた友達にも感謝でいっぱいです。本当にありがとうございました。
 これから受験生になる方、どうか最後まであきらめず、新家先生の言うことを守って後悔のない受験生生活を送って下さい。私も、大学に入ったという事に満足し数年後にまた後悔することのないよう、自分の夢のために精一杯頑張っていきたいと思います。

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